逃走中 クリスマスVerを開催しました(令和7年度)
12月21日(日)、小倉・昇町地区子ども会が主催する恒例のビッグイベント「逃走中2025 クリスマスVer」が春日小学校の校庭で開催されました。
開催当日は、前日まで降り続いていた雨の影響でグラウンドのあちこちに水たまりが残っており、予報では曇りのはずが受付開始の時間になっても小雨がパラつくというあいにくのコンディションでしたが、春日小学校の校庭の抜群の水はけの良さを信じ、何よりこの日を心待ちにしていた子どもたちの熱意に応えるべく、運営一同で開催を決断いたしました。
今回も、より安全に全力で走り回れるよう1年生から3年生を前半、4年生から6年生を後半に分けた二部構成での実施となり、事前に募集した「子どもハンター」は、どの学年も抽選になるほどの圧倒的な人気ぶりで、選ばれた精鋭たちが誇らしげに待機する姿が印象的でした。
さらに今回は、強力な助っ人として中学生ハンター3名と高校生ハンター1名が参戦し、その現役世代ならではの圧倒的なスピードとスタミナには、元気自慢の逃走者たちも「速すぎる!」と舌を巻いてタジタジになる場面があるなど、ゲームの緊張感を一層引き立ててくれました。
申し込み時点では142名の児童と37名の大人サポーターが集まりましたが、当日はインフルエンザの流行や不安定な天候により実際の参加人数は予定の3分の2ほどとなったものの、会場のボルテージは開始前から最高潮に達していました。
ルールは、受付時に渡された3本のヘアゴムが逃走者の「ライフ」となり、ハンターに捕まるたびに1本没収されるというお馴染みの形式に加え、今回は新たに「逃走者脱出サポート」という協力要素を導入し、牢屋に捕まっている仲間にタッチすれば救出できるというルールにより、自分だけが逃げるのではなく仲間を助け合う絆のシーンが随所で見られました。
今回用意された3つのミッションはどれも趣向を凝らしたもので、第1の「カプセルミッション」では会場内に隠されたオーナメント入りのカプセルを探し出し、白熱した捜索戦の末に見事クリスマスツリーを完成させました。
続く第2の「玉入れミッション」では、逃走者チームとハンターチームがプライドをかけて対決し、低学年の部ではわずか1秒の差で逃走者が勝利を掴み取って牢屋の仲間全員が解放されるというドラマチックな展開に、高学年の部ではハンターチームが意地を見せて勝利し、ペナルティとして大量の大人ハンターが投入されてグラウンドがハンターだらけになるという絶望的な光景に会場は大盛り上がりとなりました。
そしてクライマックスの第3ミッション「ハンター確保ミッション」では立場が逆転し、今度は逃走者たちが一斉にハンターを追いかけるという大迫力の展開となり、大人や中高生ハンターたちも必死に逃げ回りましたが、低学年・高学年ともに子どもたちの執念の前に全ハンターが確保され、逃走者チームの完全勝利で幕を閉じました。
子どもハンターも大人ハンターも、時には大人げないほど本気で、時には温かい眼差しで子どもたちを追いかけ、表彰式では第1ミッションを達成した逃走者に「チャレンジャー賞」が、一番逃走者を捕まえたハンターには「ベストハンター賞」の賞品が渡されました。
参加した子どもたちから溢れ出た「最高に楽しかった!」「また来年もやりたい!」という言葉が、準備を重ねてきた私たちにとって何よりの報酬となりました。
最後になりますが、足元の悪いなか早朝から設営や運営にご尽力いただいた保護者の皆様、PTA本部の皆様、そして強力な助っ人として支えてくださった春日小おやじの会の皆様、本当にありがとうございました。


















